高卒の51%が一度は退職している

この記事では、高卒社会人の早期退職/1年退職/生涯転職率をまとめました。

  • 35%が3年以内に短期退職
  • 1年退職の半分は半年までに退職
  • 51%が一度は転職

以下のグラフに少しでも興味が出たら、ご一読頂けたら嬉しいです。

私は大学/IT専門学校の先生です。大学での研究、専門学校での授業をしつつ、資格講座で工業/農業高校へ出向もしています。

35%が短期退職(3年以内)

新卒就職者の35.9%が、3年以内に短期退職しています。

学校の退学率より高い

1年目は約15%なので、100名に15名。学校のクラスで例えると、30-40名から5-6名。専門学校の退学者数の2-3倍。学校だったら先生と相談して、授業や進路を調整できますが、職場だといないから独りで悩んじゃうのかも。

1年目が一番高いのは学校でも同じ。1年目は環境の「変化」、「新環境」での立ち位置/人間関係作りに苦労しますからね。3年目になると仕事に慣れ、自分でも少し決めれる部分も登場してやりがいが出てきます。

入社後に「悪い意味」でギャップを感じると退職につながります。「リアリティショック」と云います。>関連記事:高卒で早期退職してしまう「5種類の理由」と「成功者との就活の差」

「学業」と「仕事」は違いますし、学校では高々3歳上まででしたが、会社は20歳上・40歳上もいますから、変化のストレスは大きいですよね。

「1年で退職」の半分は半年以内

「早期退職」のうち、「半年で退職」したのは半分。

1-3ヶ月目は、学生から社会人へ上手く軟着陸できなかったため。入社して「何か違うな」「何か合わないな」「社会人って大変だ」など「ギャップ」を感じたのが原因。「リアリティショック」「カルチャーフィット」と云います。

7-12ヶ月目は、12ヶ月目の1年働いた区切りだから多いんでしょうね。

51%が人生で一度は「退職」している

一生涯で考えると、一度でも退職した人は51.3%。

学生から社会人になり、会社で働けるようになってからも、スキルアップ/キャリアップで転職をしているのが分かります。

3年以内は、初めての就活ならではの「ミスマッチ」が原因でしょう。しかし3年以降は「キャリアアップ転職」。しかも54%。高卒ならではの転職率。

22歳までに一度考える

個人的には同期が大卒してくる22歳に一度転職するのが良いかなと考えています。大卒とは「社会人経験」で勝負できますから。以降は、年齢と学歴で、22歳新卒/大卒に勝ちにくいですから。現職に不満/不安があるなら、今の仕事をしっかり「自分のカタチ」にして、次のステップができるようにして下さい。

まとめ

ここまで読んで頂きありがとうございました。

高卒社会人3年目までの方

どうしても仕事/会社に合わなくて、体調不良に出始めたら退職してください。1~3年目なら「第二新卒」という言葉もあり、まだやり直しができます。

高卒社会人3年目以降の方

3年勤めたら仕事も定着した頃。すこし将来も考えてみてください。転職する最後のチャンス。22歳になる同期が大卒/新卒で溢れかえります。段々と「年齢/社会人経験のアドバンテージ」を活かせなくなってきます。

退職理由が気になったら、>関連記事:高卒で早期退職してしまう「5種類の理由」と「成功者との就活の差」 をどうぞ。

当ブログでは「22歳までの就職」「30歳までの転職と定年までの勤め上げ」をお薦めします。

高卒社会人30歳手前の方

高卒待遇に不満は出るものです。30歳まで大卒者は8年、高卒なら12年あります。干支一周分。それだけあれば、充分アピールできる人生を送っているでしょう。30歳前なら転職でランクアップできます。

50%の方のように新卒で就職した会社を勤め上げるも良し、22歳/30歳で勇気を持って転職するのも良しです。人生に正解はありません。正解は「あなたが人生を振り返って採点」するもの。未来のあなたから感謝される人生を選んでいきたいですね。

とはいえもう高校の先生のサポートはありません。「どんな業界があるのか」「どんな会社があるのか」の情報源/相談役は必要です。自分の大事な人生なので、独りよがりでは絶対後悔します。

私は2023年から「ウズキャリ」をお薦めしています。もし興味がでたらご一読頂けたら嬉しいです。第二新卒から30歳までサポート実績がある大手です(別ブログの記事)。

このブログでは、大学/専門学校の就職指導の経験から「専門卒/大卒に負けない就活/人生」ができるような記事を書いていきます。気が向いたら、また来てくれたら嬉しいです。でわでわ。

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